スーパーコピー宇陀は10月に入ってすっかり寒くなりました。もう半袖なんて着ていられません。お越しの際はどうぞ暖かい格好で来てください。
さて、10月からはならぁとに参加される作家さんの鬼塚さんが宮崎から来られています。
軽トラにご自身の作品を積んで宇陀までお越しになったのですが、自分の展示だけなら開催の直前に来ればいい話。そしてはならぁとの開催は21日からです。ということは約3週間早めに来られたということになります。
この3週間に何をされるかというと、会場作りという作品作りです。言わば、会場に自分の作った作品を展示するだけではなく、自分の作品を展示する場所をご縁のある人とともに作るということです。
素材集めも独特です。「今日はスーパーに行ってきて、小さなダンボールを全部もらってきました。これはね、作品の台になるんです。ペンキや墨で塗ってもらったら綺麗でしょ。終わったら片付けも楽だし。」とか、「畳屋さんに行ってね、いろいろ話し込んじゃったんだけど、おかげで端材をもらえることになったの。」「今日はちょっと製材所に行ってこようと思います。」
作品を他の人に作ってもらう頼み方も秀逸です。「今日はエクボさんに行ってきて、忙しいとは思うけど、もっとこの空間で遊ばなきゃって言ったんだよ。それで宿題としてはならぁとまでに毎日絵を1枚書きなさいって勧めたんだよ。その作品が会場を飾ってくれることになった。」
会場近隣の人との交流もされてます。「今日はね、お掃除を1人でされている方がいてね、30分ほど話をしながら一緒にお掃除をしたの。これでまた仲間が増えた。」
毎日、そんな話をされています。
僕らにも「一緒に作品作りをしたいという方がおられたら、一緒に作りましょう。」とおっしゃっていたのですが、昨日、お友だちがお子さんを連れてお寺に作品作りに来られました。https://www.24hi.net/
絵を描くのに飽きて外に出ていった子どもを追っかけて鬼塚さんも外へ。
何やら始まりました。
子どもにエンジンがかかるとあとは子どもまかせに。
「誰か来て~」と仲間を求める声。
出来た作品の鑑賞会。ちょうどお月見のいいオブジェになりました。
こういう感じで、子どもの興味にあった作品作りのアシストを見事にされる鬼塚さん。
この人は自分が作品を作るだけではなくて、皆を作家にさせる人なんだなと思いました。
どうぞ皆さんもご一緒に作品を作って、はならぁとに参加してみませんか?ご縁というのは楽しいものです。